「良い子」って何? 子供の良い子の勘違い。
「良い子にしててね」
よく大人が子供に言うセリフである。
私は思う。
良い子って何?
良い子にしてたら、サンタさんが来るよ〜
この時期、子供はこぞって良い子にしようとするのは、クリスマスプレゼントが欲しいという、その理由のみである。
先日、「サザエさん」を見ていた時に感じた事だ。
テーマは当然クリスマス関連だった。
あるシーンの話。
イクラちゃんが、磯野家に遊びに来ていたのだが、お母さんの横でちょこんと大人しく座っているのだ。
あの可愛らしくて、自己中モンスターの象徴的存在のイクラちゃんがである。
カツオが、どうしたのか?と聞くと、パパに良い子にしてないとサンタさんからプレゼントを貰えないと吹き込まれたらしいのだ。
このシーンを一通り観て、私はどこか腑に落ちない。
私から見てイクラちゃんは、普段から十分に可愛らしく「子供らしくて」良い子にしか見えないのだが…
親の横で、大人しくしていることが良い子だと言うなら、それは違う。
それはつまり
大人からみて
「都合の良い子」である。
間違った良い子の概念を、子供に押し付けては絶対にいけない。
勿論、他所様に迷惑を掛けるのは良くない。これは大人の責任である。
良い子とは、その子らしく楽しく毎日を生きていれば十分に良い子である。
私は、自分の娘を自分の都合の良い子に育てようとは思わない。
分別。
この言葉が理解出来るまで根気である。
良い事、悪い事がわかるようになって初めて良い子と言える。
イクラちゃんの年齢くらいの子供に「良い子でいてね」
なんて言ってる大人がいるのなら、それこそ分別を持って子供に接してください。
子供目線。
めっちゃ大事。