外食の大切さ
妻は外食が嫌い。
最近外で食べた記憶は、ファストフードのテイクアウトかモールのフードコートくらい。
店で食べるのを嫌う。
今は小さな子供が居る事で、外でゆっくり食べられないのが理由にもなるが実は、まだ子供のいない結婚直後から外食はしていない。
外食自体が嫌なのだ。
もう3年になる。
反対に私は、焼肉やファミレスが大好きであるが、そんなことは考慮してもらえない。
クリスマスも誕生日も全て家での手料理だった。
妻の料理が下手なのではない。
しかし、毎日の料理となると全て同じ味付けになってくる。
人間の舌というもの、毎日同じ味を食べていれば、若干の濃い薄いは分かるが、美味い不味いの判断が全く分からないのだ。
こうやって作ってくれるだけでも幸せであり、感謝しなければいけない。
妻の方も、自分が外食が嫌だと言った手前、例えどんなに体調が悪くても頑張って作ってくれる。
それについては決して何も言ってはいけない。
もはや義務として作っている。
先日、妻からすれば仕方なく食べたファストフードやフードコードの食事は、それはもう美味しいのなんのって。
でもこんなこと妻には絶対に言えない。
自分の舌が正常だったことに気付かされた。
何度も言うが、妻の料理が嫌いなのではない。不味いのでもない。
手料理には感謝している。
これは外食での息抜きの大切さと、外食嫌いな人の話である。
そんな私も、週末になると一応妻に外食の提案を続けている。
断られるのは分かっているので、これといってリサーチや予約はしていないが…
後々になって、どこも食べに連れて行ってもらえてないとか言われない為に、このやり取りは続けなければならない。
こんなことをしているうちに、もう私達夫婦は仲が悪いんじゃないか?と最近、自信が持てなくなってきた。
限りなく妻に合わせる。
これが家庭である。そう信じている。
外食は大切だ。
妻の手料理の有り難みがよくわかるから。