ウチの夫は仕事が出来ない 最後の名演説に感動
「ウチの夫は仕事ができない」
主演:錦戸亮
子育てと仕事の狭間で頑張るお父さん達からは賞賛されたであろう、台詞です。
最終回の終盤のシーンですが、なんとノーカットで12分演じ続けたのは驚き。
一番感動した部分を、書き出してみました。
10年後には、ある程度の子育てが終わっていて、仕事に専念できる日々を送っていることでしょう。
だけど、その頃にはもう、僕たちの腕の中には、膝の上には、必死でシャツにしがみつきながらよじ登ってくる、小さなあの子は、いません。
どこまでもまとわりついてきて、やることなすこと全部邪魔してくる、小さなあの子は、いません。
仕事で外回りに出る暑い夏の日、ふと空を見上げた時、あの日の青空を思い出して、過ぎてしまった時間の愛おしさを知ることでしょう。
汗の匂い、ミルクの匂い、粉々になったクッキーのカス、小さなぬいぐるみ、泥だらけの靴下、おしっこの失敗してしまったズボン、カレーまみれのシャツ、「パパー!」とあなたを探す声、バタバタと走る足音、「おかえりー」と響く声、廊下を横切る小さな姿。
それは、今の僕たちの、日常にあるものです。
だけど、その日常こそが、特別なんです。
一生のうちの、たかが数年間の出来事なんです。
その数年間に、過行く今に、数え切れないほどの愛おしさが、死ぬまで忘れられないほどの思い出が、沢山ちりばめられてる。
僕たちは、これから一生、どこにいても何があっても、子を想い、心配し、愛し続け、だけどこの腕の中で、膝の上で、「パパー」と見上げてくるあの子を、ギュッと抱きしめられる時間は、とても、とても短い。
私は思います。
仕事は大切です。
生きていくために必要です。
頑張らなければならない場面もあります。
男にとっては、自分の存在意義を感じられる場所かもしれません。
だけど、私たちは、親になって知ったはずです。
自分の命よりも大切な存在が、この世にあることを。
子供は未来に向かって羽ばたいていきます。
子を育てるということは、未来を育てるということなんです。
豊かな人生とは、どんな人生なのか。
たった一度しかない人生を、ちょっと立ち止まって、考えてみてもいいんじゃないかなぁ。
もう涙が出ました。
正にその通り!
仕事が出来ないとか、したくないとか言い訳しているのではなく、たった一度の人生で何が一番大切なのか改めて確認できました。
早く娘に会いたい。